2. 収集テーマ
正統派のコレクター諸氏からは「テーマ多すぎ」とおしかりを受けそうなトピックの数なのですが、、、テーマはともかく「綺麗!」と気に入った切手を集めるのが基本姿勢です。テーマに沿った切手でも、全体の美的レベルが下がるものはここでは紹介しません。
魅力的な切手を見つけるとその文化をもっと知りたくなり、おざなりに発行された切手からはその国の郵政への信頼の低さや風通しの悪そうな官僚主義について類推してしまう。切手はわたしにとって、そういう存在でもあります。
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アート作品が切手になったりアーティスト自身が切手をデザインすると、美しくなることが多いと思います。大きな作品からどんな風に部分をクロップして切手にしているか、というのも興味深いです。
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< 自転車とサイクリング >
自転車の切手はデザインがきれいで楽しいものが多いと思います。道路標識に自転車が描かれていたり、全く別のテーマの切手に自転車が描かれているのを見つけるのも楽しみです。
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猫好きなあまりにかわいく描こうとすると、切手デザインとしては失敗することが多い気がします。目つきの据わった意地の悪そうな猫や、ヤマネコが描かれているシンプルな切手が好みです。
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< 絶滅の危機にある生物種 >
切手に描かれている動物や昆虫を検索していると「絶滅の危機にある」という記述を見つけることがあります。すでに希少種として描かれているものもあれば、当時は普通に見られたのに今では減っている例もあります。切手を通して、経済活動が自然に与えている影響についてもっと知りたいと思うようになりました。
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デザイナーとして製造の現場に関わると、持続可能な将来についていろいろと考えさせられます。先人の知恵としての風車や水車、環境保護や資源の節約を呼びかけた切手も集めています。
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食べ物やその調理の場面が描かれた切手はお国柄が現れ、キッチンが描かれているものも楽しい。そして、農業や漁業に関する切手は、わたしたちの食習慣が環境に与える影響について考えるきっかけをくれます。
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職業柄、やはり集まります。北欧やオランダなど、デザイン先進国ではデザインがかなりのプライドを持って扱われているのが素晴らしい。家具王国イタリアからは、たまにしか出てこないのですが。
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すべての切手にグラフィックデザインが施されているわけですが、ここでは特筆したいと思う仕事を取り上げます。時代の反映、印刷や素材のチャレンジ、卓抜したアイデアやセンスなど、デザインが関わって切手がより素晴らしくなっている、そんな例を集めます。
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行政によるモニュメント的な建築が切手にはよく登場しますが、どれも「どうだ!」と威張っていて、切手としてはつまらない。それよりも街角や村のふつうの風景や民家のたたずまいに惹かれます。そういう一枚を見ると、その国でのひとりひとりの生活が大事にされている、そんな感じを受けるので。
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ある場所に昔からあった伝統文化やモチーフを切手のテーマとして取り上げている例を集めます。民族の暮らしから生まれる美もここに入れてみます。
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室内の描かれている切手を見て、小さな紙面につまった空間表現に感動を憶えることがあります。また、ちょっとした室内のアイテムを見てその部屋の雰囲気が想像できる。そんな切手を集めました。
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わたしは前世は中世の鍛冶屋だったと思う – それくらい、熱した鉄を切ったりたたいたりねじったり延ばしたりして作られた鉄製品に惹かれるのです。意外とたくさん切手になっているので集めました。
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「kawaii」は世界言語になったようです。切手そのものに対する愛着もここに由来すると思うのですが、小さく可愛らしいものに対する感情は、正確には何に対するどういう反応なのだろう?と、自分自身に問いかけてみました。「かわいい〜」という感情に任せると、オトナとかプロとしての冷静な判断に影響をあたえるのか?
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空間デザインには光の計画が欠かせません。キャンドルやランプ、街灯や花火、灯台の明かりなど、光そのものと灯す道具が切手に描かれていると、つい欲しくなります。個人的には、白熱電球の暖かい光と影の効果を、使えなくなる将来に懐かしく思い出すのだと思います。
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よく女性は地図が読めないとか言いますが、真実ではありません。わたしは地図が大好きで、未知の場所でも地図を頼りに行き着くし、カーナビよりもよい判断をすることだってあります。その精緻な2次元世界が小さなフォーマットに合うのでしょう、美しい切手が多い。虫メガネで覗くととても楽しく、調べるうちに知らなかった歴史と出会う事になります。
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自分の名前が「朋子」なのは、アポロ計画の盛り上がった頃に生まれたからかも、、と思うことがあります。月や星を見上げた図柄の切手は意外とたくさんあって、美しいものが多いのでここに集めてみます。
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住まいの裏の森からフクロウの鳴き声がたまに聞こえます。姿が見えず、声だけを楽しんでいるこの古代からの「知恵の象徴」である鳥を、もう少し知りたいと思い、切手を集めるようになりました。
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自転車に乗るようになって、都市整備の姿勢が国や自治体によってさまざまに違うこと、計画や施工にも上手下手があることなど、生活の快適さを大きく左右する「道路」について発見があります。切手にはその国の道路に対する思想が反映されたり、されていなかったり、、、いろいろ面白いのです。
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郵便一般をテーマにしたものは愛情を持って丁寧に作られていることが多く、切手の中の小さな封筒や切手はかわいらしい。「切手が描かれている切手」を収集しているコレクターのグループもあるぐらいで、その気持ちもわかります。
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お茶の周辺には何か、文化の本質的なものが潜んでいる気がします。そんな場面が切手のモチーフになっていると、心惹かれる。お国柄もよく出ていて、それぞれの国のカフェの匂いや窓際で本のページをめくるゆったりとした時間を想像させてくれるからかもしれません。
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なぜか「移動可能な住まい」に惹かれ続けています。自分ではキャンプをしたりトレーラーで旅をしたり、ということは(まだ)ないのだけれど。「放浪」というその生活形態に、何か郷愁をそそられるものがあるのかもしれません。
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木の家具をデザインするたびに、素材についてもっと知らなければ、と思います。どこでだれが育て、森はどうやって受け継がれ、切られて製材され工場に届くのか。製品がどれくらい長く使い続われたら、時間をかけて育った木を慈しんだことになるのか。
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< 水 >
生命にとって不可欠な水の大切さから、治水、温泉利用などの実際的なテーマや単に水の美しさをモチーフにした切手まで、そのアプローチの多彩さに興味をそそられます。出来上がった切手も、透明度が高く美しいことが多いのです。
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< スラニアの彫った凹版印刷 >
ポーランド生まれでスエーデンに渡り、スエーデンとデンマークを中心に切手の凹版印刷の彫刻を手がけた「伝説の彫刻師」チェスラフ・スラニア。1954年のポーランドに始まり、後年はアメリカやイギリス、タイなどにも仕事が残り、その総数は1000枚を越えるのだそうです。精緻だったり自由闊達だったり、そのさまざまなスタイルも楽しみのひとつです。




















August 7, 2010 at 16:28
azumiさま
切手収集がこんなに素晴らしいものとは思いませんでした
azumiさまの目の眼のレベルの高さにガツンとやられちゃいました。
キチンとしたテーマとその切手への丁寧な思いを感じます
そしてワタシもその思いが共有できたこと
素晴らしい出会いに感謝してます
ワタシはただの主婦ですがモノが好きで、
見て感じて触れて感動してわくわくして、
そんな時が一番幸せに思えるのです。
だからここに出会えたことが嬉しいです
モノの向こうにある作り手の心を感じる
azumiさまのそんな熱い思いを感じるサイトです
お母様のエピソードも感動しました
京美
August 8, 2010 at 16:04
サイトを楽しんでもらえてとても嬉しいです。励みになります!紹介したい切手がまだまだあるので、徐々にアップデートします。ぜひまた感想を寄せてください。